土曜日にチューボーですよ(眞鍋かをり嬢出演)を見ていて、奥さんが「ギョーザ食べたい」と言い出した。
というわけで、日曜ディナーは餃子に決定。
昼のうちにキャベツを始めとする材料を揃え、夕方から作業開始。
主材料:小麦粉200g、キャベツ6枚、セロリ1/3本、ニラ5束、ニンニク2かけ、生姜適当。これで餃子が40個。うちでは2人前。
必要な道具:割と大きなボウルを最低1つ、麺棒、茹でる用のなるべく大きな鍋、網じゃくし。
有ると便利な道具:大きなボウル2つ、フードプロセッサ、パスタマシン、プラスチック製の薄いカッティングボード(まな板)。
■皮づくり1■
粉200gに対し、水を110g。小麦粉は強力粉が標準ですが、中力粉でも作れますし、薄力粉でも作れるようです。
今回は、買い置きのあった静岡県産の中力粉を使用しました。
ボウルに小麦粉を計り入れ(ふるってません)、水をちびちび加えながら、菜箸でかきまわします。
この時、分量以上の水を入れないことが重要です。
この水分量は、小麦小料理の中では多い方なので、絶対にまとまります。
水を少しでも足すと、その後の取扱いが難しい生地になってしまいます。
菜箸でかき回していると、小麦粉が小さな塊を作りだし、その小さな塊を絡めるようにかき回していると、さらにまとまってきます。
ここまでまとまって、初めて手で少し捏ねます。正しくは捏ねるというよりも、圧縮するといった方が良いでしょう。水を全体に行き渡らせ、乾いた粉の部分が無くなることを目指します。
1分も捏ねれば十分でしょう。ラップをかけて15分ほど放置します。
この放置は、水分を粉の中心までしみ込ませることを目的としています。
この待ち時間の間に、餡づくりに取りかかります。
■餡づくり■
今回、肉は豚バラ(焼肉用)を購入。
まな板の上でみじん切りにして行きます。
この際、まな板が脂で相当汚れますので、安いプラスチック製のまな板シートみたいなのを使うと後の片づけが楽です。
ひき肉を使っても良いのですが、適当な肉を細かくする方が肉質が保証されているのと、脂の量を調節できる点で優れています。まあ気が向いたら、という程度で。
キャベツは軽く茹でてからみじん切り。キッチンタオルで2重に包んで、強く絞ります。
ニンニク、生姜、セロリ、ニラ、全てみじん切りです。
多分、細かく均一であるほど良いのでしょうけど、結構いい加減です。
包丁を2本使って叩き切ると、男の料理って感じで格好良いですが、思いっきりキャベツ等が飛び散るので、ご家庭ではやめておいたほうが無難でしょう。
フードプロセッサがあれば、相当便利でしょうねえ(遠い目)。
で、まずはひき肉を捏ねます。粘りが出て、白い繊維状の物が見えるようになるまで捏ねます。
そして、野菜と調味料を追加。均一になるまで捏ねます。
加える調味料も適当ですが、今回は、胡椒、醤油、ごま油、オイスターソース、お酒少々です。
■皮づくり2&包み■
餡を作っている間放置された生地は、水が隅々まで染み渡っています。
その状態で軽く捏ねると、すぐに生地がツヤツヤとしてきます。
赤ん坊の肌のようになったら生地は完成です。
その生地をドーナツ状にした後、均一な太さの輪っかに延ばしていきます。
それを2等分、さらに2等分して、4本の棒にします。
4本の棒を10等分、かくして40個の玉ができます。
ここまで一人の作業でしたが、ここで奥さん登場。
ここからは私が皮を延ばして、奥さんが餡を包むという分担で進みます。
一般的には麺棒で延ばすのですが、私は無器用なので、たまたま持ってるパスタマシーンで延ばします。
一つの玉を、指で適当に丸く広げ、それをパスタマシーンのローラーで縦横に伸します。
すると、いびつではありますが、ある程度の広がりをもった皮ができあがります。
皮に打ち粉を振って、奥さんに渡すと、奥さんが包んで、バット上に並べて行きます。
打ち粉は片栗粉を使用しています。
餃子のヘリは、きっちりと閉じてください。具は少なくても、これだけは確実に。
二人で黙々作業していき、40個の餃子が無事できました。
餡が餃子8個分ほど余ってしまいました。
■仕上げ他■
できるだけ大きい鍋に湯を沸かし、餃子を40個全部投入。蓋をします。火は強火。
沸騰したら差し水、また沸騰したらまた差し水、さらに沸騰したら完成です。
見た目では、全体にふっくらして、皮がちょっと透明がかってきたらOKです。
残った餡は、打ち粉に使った片栗粉を表面に振って、ごま油で焼きました。
■さあ食べましょう■
酢醤油で頂きます。
お店では水餃子は5個くらいです。あっというまに終わってしまいます。
しかし、手作りでは1人当たり20個、食べても食べてもあります。
1つ食べておいしい、で飲み込んで次のを頬張って、飲み込んで・・・と幸せ満点です。
セロリの風味と歯触りが効いています。代わりにニラが弱いかな?でも美味い美味い。
15個位食べるとやっと落ち着いてきます。最後の5個をゆっくりと食べて、満腹・満足です。
奥さんも20個食べてます。食べ過ぎちゃうか・・・?
手作り餃子は「食べる時間/作る手間」のパフォーマンスが相当低い料理で、2時間かけて作っても、食べるのは15分ほどです。
でも、おいしい餃子が、お腹一杯食べられる、この幸せの為なら・・・たまには良いかと思います。
ちなみに、ラー油のオススメは、京都の山田製油の「ごまラー油」.
ごま油が良いのは当然、唐辛子以外に桂皮、陳皮、山椒なども入った、風味豊かなラー油です。
サイトでの買い物も可能ですし、静岡市内では、電電ビルにある「次郎長屋(昆布屋さん)」で手に入りますよ。
「次郎長屋」さんの話、書くことはありますが、それはまたの機会に。
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