うむどん ちくら
清里旅行1日目の昼食。
うどん屋さんです。
「うどん ちくら」
「うむどん ちくら」
「うどん 千座」
「うむどん 千座」
表記のバリエーションがあって検索対策取りにくいですね。
さらに言うと、正しくは「む」は小さい「む」です。うむどん。
このお店、ご主人が群馬県の水沢うどんの老舗「清水屋」出身とか(伝聞)。
うどんが日本に伝わった頃の呼び方が「うむどん」で、それを続けているとか(伝聞)。
ゴマだれで食べるうどんに惹かれたのと、はる坊もうどんなら確実に食べるので、目を付けていたのです。
国道141号に案内の看板がいくつかあるので、どこかの看板で東方向に曲がればお店にたどり着けるはずです。
店内の様子。
木のテーブルと、古めかしい家具・電化製品等。
もしかしたら店(古い家)に前からあった物?
ジャズ?が小さな音量で流れていました。
注文したのは、うどん、煮物、炊き込みご飯がセットになった「うむどんセット」。
これには、煮物・ご飯が普通サイズの「大 1100円」と「小 900円」があり、私が大、奥さんが小、はる坊はそれぞれから取り分け、という注文にしました。
それと店内の張り紙にあった「生野菜 辛味噌付き」を追加。
うどんは「ざる」と「かまあげ」から選択。セットでなければ確か800円。
まず出てきたのは生野菜。
いわゆる食指が動いての注文でしたが、当たりでした。
特に美味しかったのはピーマン。ジューシーで少し甘い。
大根、人参など、歯触りや香りを楽しみながら、ここまでの道中で濁った口をリフレッシュ、うどんの口にすることができました。
うどんが出てくるまで若干の時間がかかりましたので、そういった意味でも生野菜は正解でしたね。
そして出てきたうどん(ざる)。
ごまだれでズズっと。
・・・!?
今までの経験と違ううどんでした。
私の中で、うどんのイメージは「陽」なのですが、ここのうどんは若干「陰」の香りがしました。日影というか、谷地というか、青臭いというか、ストイックというか。
当日の天気が曇り、お店が暗くひんやり、水沢うどんという響き、上に乗ってた昆布と漬物(大根菜?)、これらの影響でそう感じただけかもしれませんが。
ともかく、独特な風味のうどんでした。
そして、ゴマだれはそんな風味を邪魔しない味付け。
「美味しいな、でももっとしっかり味を捕まえたいな・・・」と首を捻りながら食べているうちに終わってしまいました。
食べ終わっての余韻も含めて、いままでで一番美味しいうどんでした。
サイドの煮物。
大根、素揚げ茄子、豚などが煮込まれています。
豚の角煮は「小」には入ってませんでした。「大」の特権です。
味の想像をしてみてください。その期待を裏切らない美味しさです。
ご飯(しまった、写真撮ってない)。
緑豆?、牛蒡、シジミ等が入ってます。
かなりの薄味ですが、旨みは十分です。
食感も複雑で、これだけでもひたすら食べたいものです。
最後が「うどん湯」。
要はうどんのゆで汁ですが、ゴマだれをこれで薄めて飲むと「ぶはははははは」。
この旅行、1回目の「思わず笑っちゃった」でした。
完全に虚をつかれる美味しさでした。予定外。
ゆで汁がこんなに美味しいとは。
というわけで、大満足。
トータル支払額は2300円。生野菜は300円でした。
2歳児込みの3人でこのお値段なら、清里周辺だと十分お安いかと。
量も適当。
晩はペンションで洋食という予定で、昼夜洋食はちょっと・・・、それに夕方までにお腹が減らないような量も困るな・・・という気持ちにもピッタリ合った昼食でした。
ただ、少し引っかかったのが、お客が少ない。
我々が12時過ぎにお店に入って約1時間、お客は我々含め4組9人(はる坊も含む)。
次にこのお店に来るのが何時になるのかは不明ですが、それまでお店を続けていただきたいものです。
というわけで、こちら方面にお出かけの方々、是非お立ち寄りを。是非。
本当は中村農場の親子丼が良かったんだけど、はる坊にトロトロ卵はまだ早いというわけで今回はうどんにしました。
次はどっちに・・・あるいは両方・・・って感じですね。
静岡道楽手帖 SUZYさんの中村農場の記事
エリミな気分 かずさんの中村農場の記事
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コメント
客少ないですか・・・
まぁ平日は結構少ないです
普通の土日でも混んで大変というのはあまりないですね
ただ3連休だとか、夏冬休みとかの大型連休になるとかなりきますね
店内のキャパ越えて入れない人も・・・
ちなみに
駐車場も狭いですが、混んでいる場合は臨時で停める場所が確保されます
投稿: バイト(?) | 2008年11月 3日 (月) 16時54分
バイト?さん
コメント有難うございます。
我々が伺った土曜の12時過ぎでエントリの様な状態だったものですから、いらぬ心配をしてしまいました。
お気を悪くされた様でしたら、申し訳有りません。
行列ができないていどに繁盛していただければ、というのが、一見客のワガママかつ正直な願いであります。
今度は何時になるかは本当に分からないのですが、そのときはまた美味しいおうどんを頂きに行きたいと思います。
投稿: ドロンコ | 2008年11月 3日 (月) 18時24分
別に気にしていないのでお構いなく
また、何度でもお越しください。
お待ちしています
(僕が言える立場かは微妙ですが)
投稿: バイト(?) | 2008年11月 6日 (木) 23時40分
バイト(?) さん、度々有難うございます。
遅くとも1年以内には伺います。
初夏に「新うどん]とか出たりするのかしらん。
投稿: ドロンコ | 2008年11月 7日 (金) 21時34分
うどんは特に「新」とかないですね
代わりに
春→よもぎ
冬→ゆず
のように変り種的なものがあります(当店)
タイミングがよければ食べられるかも・・・
↓知人に作っていただいたHP
http://www.chikura-udon.jp/
一応公式ということになっています
投稿: バイト(?) | 2008年11月11日 (火) 22時17分
バイト(?)さん、毎度。
公式サイトあったんですね。
この記事を書くにあたって随分検索したのですが、旧?公式サイト跡地みたいなのしか見つからなかったので無いものだとばかり思ってました。
そして季節の変わりうどんですか。
蓬の想像がつかない。面白そう・・・
投稿: ドロンコ | 2008年11月11日 (火) 23時55分
そうなんです
気づいたら前のHPが無くなっていたので、急遽作ってもらったんですよ
ちなみに、うどんの上にのっている海苔などのトッピングも時々変わります
(意味は謎ですが・・・)
あと、辛味噌やラー油の販売もしています
気に入っていただけたらどうぞ
最近になって、自家製米の販売もしています
どちらもそれなりに売れているようです
(宣伝みたくなってしまった・・・)
投稿: バイト(?) | 2008年11月14日 (金) 19時55分
お米の貼り紙は伺った時にもあった気がします。
ラー油が面白そうですね。
ホームページ、頑張って下さい。
最近、ブログのフォーマットで公式サイトを作る
お店を見るようになりましたが、それも楽だと
思いますよ。
投稿: ドロンコ | 2008年11月16日 (日) 21時09分
ラー油も良いですが、唐辛子は絶品です、辛くなく、ほんとに美味しい唐辛子です。奥さんの手作りのようですが?
投稿: きん | 2008年12月10日 (水) 17時33分
きんさん、コメント有難うございます。
唐辛子とは、生野菜に付いていた唐辛子味噌の事でしょうか。
確かに美味しかったです。
(野菜の味の印象が強すぎたりするのですが)
これからの季節だと風呂吹き大根なんかに最高でしょうね~
投稿: ドロンコ | 2008年12月13日 (土) 23時48分