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2009年7月11日 (土)

内側もいろいろ違う

家の方は着々と進んでいます。
むしろ、想定よりも早いペースで進んでいるらしく、当初予定していた、わが家を使った構造見学会も実施しない事となりました。
理由「予定していた見学日には工事が進みすぎていて“構造”見学にならないから」だそうです。

施工性の向上策がいくつかとられたこと、そして家の造りがシンプルでかつ大きくないこと、梅雨時期にしては日中降らない日が多かったこと、などが要因として考えられます。

さて、シートにくるまれたわが家、内部では・・・

1.各種防水加工が行われました
2.壁の下地となる木枠が施工されました
3.電気?配線がされました
4.ウレタン断熱材の施工が行われました

このうち2点、従来からの変更点をご紹介。

1.壁下地の木枠について
壁下地については、従来では金属の枠が使われていたのですが、最近になって木枠に移行しました。
正確には、百年住宅側で移行したいと考えているようです。
(わが家では「木枠で行きたいのですが如何でしょう」と聞かれて了承した次第)
施工性の向上と工種を減らすことによる施工期間短縮&コスト削減が主目的の様ですが、断熱性の向上も見込んでいるのではないかと推測されます。
「外壁→金属枠→内側ボード」よりも「外壁→木枠→内側ボード」の方が熱は伝わりにくいのではないかと。

Waku2

2.ウレタン断熱材の施工について

Waku3

レスコハウスの家では、外に面するコンクリートパネルの内側には、発泡ウレタンという断熱材を吹き付けます。
コンクリートパネルと断熱材がすき間無く密着するので、パネル内側に結露しないという設計です。
ウレタンの断熱性能が高いので壁内でも結露せず、室内の健康性・快適性が保たれるというのが、まあ、売りとなってます(まだ住んでいないので、その辺の表現は控えめに)。

このウレタンの施工についても百年住宅では改良が行われています。
外側に面するパネルと、それに直交するパネルとの接点、従前ではこの2つのパネルが密着していたのですが、百年住宅では数センチの隙間が開くように設計されています。
そして、その隙間にもウレタンが施工されるようになりました。

上から見た図だと思いねぇ
Waku6

要は、パネルづたいの熱の動きを遮断しようというものです。
部分的には壁どうしは連結されてますし、梁部分も連結されているので、こういった熱橋(ヒートブリッジ 熱の通り道のこと)は皆無ではないのですが、より快適な家に向けた改良だとは理解できます。
説明を受けた時は、「まだまだ色々考えているんだな~」と正直感心しました。

Waku4 この開いてる部分が、
Waku5 こんな感じで埋まります

そうそう、ウレタンを施工されていた業者の方、この時期の、締め切って全く空気の動きが無い建物内で、完全防備での施工でした。
「パンツまでぐしゃぐしゃ」と言われてましたが、そうなるでしょう。
何リットルの汗をかかれた事やら。
ご苦労様でした。ありがとうございました。

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コメント

ドロンコさんすっごい詳しい!どこが変わったかなんて
全然知りませんでした
知らなかっただけに、ドロンコさんの解説を見てお得な気分になりました
うちも超ハイスピードでできていますよ。お互い出来上がりが楽しみですね。

投稿: マカロン | 2009年7月11日 (土) 22時23分

マカロンさん、毎度ありがとうございます。
そちらでも着工ですか!
立ち上がりのダブル配筋が完成した時と、同じく立ち上がりのコンクリートが固まって型枠を外した時は見られましたか?
まだなら必見です。
「うん、この家(基礎)なら大丈夫」と実感できますよ。
どちらも1~2日間くらいしか見られない状態なので、担当さんに聞いてでも見に行かれると良いですよ。

ちなみにこのブログで書いている情報は、
6割は営業さん等からの情報です。
今回のウレタンの件は、先日の構造見学会に行った際に初めて聞いた事でした。
あと2割はWEB情報、2割は想像って感じです。
百年住宅さん側からも見られているので、ちょっとだけ緊張して書いてます・・・

投稿: ドロンコ | 2009年7月12日 (日) 22時21分

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