生藍
土曜日は街中にお出かけ。
新居用の掛け時計を探しに行ったのですが、時計屋さんが減った上に、掛け時計はさらに希少の様です。
昔は時計屋さんの壁一面に掛け時計、ってのが普通の風景だったと思うのですが・・・
カタログを貰ってきたので、そのなかから選ぶとします。
まあ、そんなこんなで伊勢丹へ。
「日本全国職人の技展」なんてイベントがあったら、寄らないわけには行きません。
いろいろ目を奪われながら一周。
一番楽しかったのが、浜松から「笠井織」という織物を出典されていた方。
はる坊に藍染めを体験させてくれました。
藍染めといっても、鉢植えの藍から、葉っぱをちぎり、帆布にはさんで木槌でトントンとするだけ。
「え?そんなんで染まるの?」
「生の藍って、薄い緑っちゅうか、頼りない色じゃなかったっけ?」
と、耳学問な私の不安をよそに、はる坊がトントントントン。
そしてできあがったのがコレ。
「へーーーーーーー!!!」
葉っぱは布の繊維中に紛れ込んで跡形もなくなり、綺麗な緑だけが残りました。
そして時間とともに、若干の青が混ざって、なんとも綺麗な風合いに。
wikipediaによると、藍の最も古い使い方「叩き染め」という様ですね。
藍染めって、発酵させる手間が想像を絶するため、自分でどうのこうのという頭が無かったのですが、これはしたり、すごいシンプルじゃないですか。
布も普通の布でOK(豆乳など助剤は不要だそうです)。
というわけで、屋上に植える植物がまた一つ増えました。
あ、それから、こちらでは奥さんが反物を一つ購入。
綿で織られた絣で、かなり薄手の軽いもの。色は小豆色かな。
単衣に仕立てて夏の前後にどうぞと言われて、奥さんがその気になりました。
灰色~銀色の帯なんかで、相当スッキリ決まりそうな予感がします。
とても使いやすそうな布を、かなり低価格で販売されてました。
浜松の伝統的な織物らしいですし、今後ともチェックしていきたいと思います。
あと、凄く良かったけど、手が出なかったのが「琥珀に蒔絵したアクセサリー」。
乳白色(結晶化した日本蜂蜜の色)の琥珀に、雀柄の蒔絵が施された帯留めが、まあ素敵で素敵で。
2.5cm角ほどの大きさでしたが、素晴らしい存在感でした。
10万円という価格に二の足を踏み購入を見送りましたが、7万ならヤバかったです。
こちらも記憶しておこうと思います。
「アートアンバーエム」という工房?でした。
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