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2009年9月12日 (土)

地震保険、どっちに張るか

引き渡しを目前にした今になって「保険どないしょ」とアタフタしております。

火災保険は義務みたいな物ですから普通に入るとして、問題は地震保険です。

こちら静岡。
震度7以上の地震はおこります。
私が中華食堂に3軒寄ったとして、1回でも唐揚げ定食を頼むくらいに確実な話です。
その前提は変わりません。

その上で、地震保険の問題。

「地震が怖い!」と思ったので、「地震に強い!」百年住宅レスコハウスを選んだのですが、これが困る原因となってます。

地震保険の仕組みをざっと説明しますと、地震災害で支払われる保険金は、最大でも建物価格の半分、50%です。
大雑把に、建物価格が2000万円だとしますと、契約金額(支払われる最大の保険金額)は半分の1000万。
実際支払われる保険金は被害の大きさによりまして・・・
全壊だと契約金額の100%、つまり1000万円。
半壊だと50%、500万円。
一部損壊だと5%、50万円です。
なお、地震被害が広範囲でもの凄く、保険会社が用意している資金を超えた場合は、保険金がさらに減額される可能性もあります。

さて、話を戻しまして、私が百年住宅レスコハウスを選んだ時点で、地震対策費を結構投入しています。
「最新の技術で、確実な施工をすれば、東海地震程度は大丈夫」という一派もあります。
この考え方に賭けて、いわゆるローコスト住宅で家を建てていたなら、数百万円安く家をもうける事ができていたでしょう。
私の中では、安全確保、ある種の地震保険として、既に数百万円を支払っているのです。

さらに話は前後しまして、2000万円の建物の場合、契約金が1000万円、年間の保険料は約17000円となります。
これで、地震によって一部損壊した時の保険金が50万円。

一方、先の阪神大震災で、レスコハウスの家は無傷
一部損壊も無しだったことが公表されています。

正直なところ、一部損壊でもらえる50万なんてのは大したことありません。
(言っちゃった言っちゃった)

「阪神大地震で無傷だった百年住宅レスコハウスの家が、東海地震で半壊する確率はどの程度か。」

「半壊して500万が支払われる確率に対して、毎年17,000円をどれだけ払って行くのか。」

「既に数百万円投入した地震対策に、さらにどれだけつぎ込むのか。」

この当たりの自問を繰り返しております。

ここまでの思考では「地震保険は止めるか」に偏っていますが、逆に年間17000円ってのも大したことありませんので、だめ押しの安心材料に払うという選択肢も当然アリです。

普通の木造住宅なら無条件で加入していたであろう地震保険。
百年住宅レスコハウスだからこそ、ちっと悩んでます。

さて、どっちに張ろうか・・・

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コメント

ドロンコさんこんばんは。やっぱりそこは悩みどころですよね~ただ、地震保険って、地震に起因する火事とかもカバーしますよね。レスコの場合火災にも強いらしいとはいえ、外壁を塗りなおしたりするだろうし。ということで、慎重派の私は【入る】に張りました
さあドロンコさん、張った張った~

投稿: マカロン | 2009年9月12日 (土) 20時17分

う・・・なんか敗北感が・・・
「家の四方のうち隣家は1軒、その家も3m離れてるから類焼は無いかな」
「でも、地震による津波の被害も地震保険でカバーできるんだよな・・・」
「でもでも、百年住宅だし~」
というわけで、当方、まだ悩み中なのです。

投稿: ドロンコ | 2009年9月12日 (土) 23時52分

地震保険なんて出ませんよ
保険会社がつぶれます

投稿: 保険嫌い | 2011年3月13日 (日) 21時39分

保険嫌い様、コメントどうもです。
結局地震保険に加入しました。

とはいいましても、あの圧倒的な現実を
見せつけられて、これからは地震保険ですとか
「地震に強い家」ですとか、今まで普通に
使われてきた営業トークも変えていかざるを
得ないでしょうね。

投稿: ドロンコ | 2011年3月16日 (水) 23時01分

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