2009年9月19日 (土)

引っ越します

本格的に引っ越しを開始します。

ネット環境も引っ越しますし、それを機にパソコンの中身もキレイにしたいと思っています。

また、連休明けにガシガシに仕事が入ってます。

暫くブログが更新されないかもしれません。

おくつろぎのうえ、しばらくお待ちください。

Dsc04246

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2009年9月17日 (木)

引き渡し完了

・銀行口座のお金が一瞬増えて、その後ゴッソリ消えました
・百年住宅から、カギの束ととんでもない量の取扱説明書を受け取りました
・工事用カギが使えなくなりました
・これまでは営業さん、工務さんが玄関先で見送るなか、我々が立ち去っていたのですが、本日は、我々が玄関先に立ち、営業さん・工務さんを見送りました

私と奥さん、そしてはる坊さんのお家になりました。

このシルバーウィーク中には引っ越します。

嬉しさもあるにはあるのですが、「引っ越し準備せんと・・・」ということでちょっと気が重いというのが、正直な所なのです。

アパートが狭いので、荷造りしたダンボールを置く場所が無いんだよな・・・
どないしょ・・・

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2009年9月14日 (月)

人を見たら・・・

マイホーム、施主による完成検査も無事終わりました。
百年住宅側が契約を履行完了しつつある以上、今度は我々の番です。

というわけで、本日は、銀行に最後の支払いに向けた手続きと、司法書士さんへの登記依頼を行いました。

おしまい。

(注意:以下、心臓の悪い方は読まない方が良いかも)

手続き等のために、以下の物品を持って行きました。

Aduma
ブツの運搬に用いたあずま袋エコクロス)。

あずま袋の中
・実印(私と奥さんの両方)
・実印証明(私と奥さんの両方)
・実印登録カード(私と奥さんの両方)
・銀行の通帳(私)
・銀行印(私)
・土地の権利情報(登記識別情報付き)
・住民票(家族全員の分)

財布の中
・銀行カード
・保険証
・自動車免許証

まさに歩く全財産。

「財産持ちのオーラ出てないよな。」
「オレ普通の人だよな。」
「誰にも目を付けられて無いよな。」

そんな感じで、おっかなびっくりのお出かけでした。

いやー、おっかないおっかない。
無事終わって良かったです。

次の停車駅は~「ひきわたし~」「ひきわたし~」、終点です。

終点です。

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2009年9月12日 (土)

地震保険、どっちに張るか

引き渡しを目前にした今になって「保険どないしょ」とアタフタしております。

火災保険は義務みたいな物ですから普通に入るとして、問題は地震保険です。

こちら静岡。
震度7以上の地震はおこります。
私が中華食堂に3軒寄ったとして、1回でも唐揚げ定食を頼むくらいに確実な話です。
その前提は変わりません。

その上で、地震保険の問題。

「地震が怖い!」と思ったので、「地震に強い!」百年住宅レスコハウスを選んだのですが、これが困る原因となってます。

地震保険の仕組みをざっと説明しますと、地震災害で支払われる保険金は、最大でも建物価格の半分、50%です。
大雑把に、建物価格が2000万円だとしますと、契約金額(支払われる最大の保険金額)は半分の1000万。
実際支払われる保険金は被害の大きさによりまして・・・
全壊だと契約金額の100%、つまり1000万円。
半壊だと50%、500万円。
一部損壊だと5%、50万円です。
なお、地震被害が広範囲でもの凄く、保険会社が用意している資金を超えた場合は、保険金がさらに減額される可能性もあります。

さて、話を戻しまして、私が百年住宅レスコハウスを選んだ時点で、地震対策費を結構投入しています。
「最新の技術で、確実な施工をすれば、東海地震程度は大丈夫」という一派もあります。
この考え方に賭けて、いわゆるローコスト住宅で家を建てていたなら、数百万円安く家をもうける事ができていたでしょう。
私の中では、安全確保、ある種の地震保険として、既に数百万円を支払っているのです。

さらに話は前後しまして、2000万円の建物の場合、契約金が1000万円、年間の保険料は約17000円となります。
これで、地震によって一部損壊した時の保険金が50万円。

一方、先の阪神大震災で、レスコハウスの家は無傷
一部損壊も無しだったことが公表されています。

正直なところ、一部損壊でもらえる50万なんてのは大したことありません。
(言っちゃった言っちゃった)

「阪神大地震で無傷だった百年住宅レスコハウスの家が、東海地震で半壊する確率はどの程度か。」

「半壊して500万が支払われる確率に対して、毎年17,000円をどれだけ払って行くのか。」

「既に数百万円投入した地震対策に、さらにどれだけつぎ込むのか。」

この当たりの自問を繰り返しております。

ここまでの思考では「地震保険は止めるか」に偏っていますが、逆に年間17000円ってのも大したことありませんので、だめ押しの安心材料に払うという選択肢も当然アリです。

普通の木造住宅なら無条件で加入していたであろう地震保険。
百年住宅レスコハウスだからこそ、ちっと悩んでます。

さて、どっちに張ろうか・・・

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2009年9月 7日 (月)

えがったえがった

わが家、もう最終局面です。
今週以降、役所の完成検査、施主検査を経て、必要な補修等を行った上で引渡しとなります。完成度は、外構込みで98%といったところでしょうか。

windowsでいえば「設定を保存しています」とか「不要なファイルを削除しています」とか「デスクトップにアイコンを作っています」とかいった段階です。

で、その98%の家に入って、じっくり見たのですが、
「良かった~」
というのが正直な感想です。
歓喜というよりも、安堵です。

ここしばらく、いろいろ不安だったんですよ。
・部屋せまかったかな~
・間取り失敗したかな~
・ステンドグラス失敗したかな~
などなど、様々な不安に襲われてました。

ですが、クロスも入って、照明もついて、窓を開け放したわが家に入ったら、こういった不安が一掃されました。

よし、間違って無かった。

不動産広告と比べて「数字上広いはずなのに、妙に狭く感じるな~」と思っていたのですが、そんなことはありませんでした。
今まで、大工さん達に気をつかってオズオズ見ていたのが良くなかったんでしょう。
自由に動いて見ると十分に広かったです。
はる坊も、階段を上って下りて、ベランダを使って部屋をグルグル回って、クローゼットに隠れて・・・とても楽しそうでした。

間取りもこんなもんでしょう。

ステンドグラスは、家の中だからこそ、表裏の両面楽しめます。
特に、キッチンからの眺めが最高でした。
このキッチン、絶妙に広いこともあって、居心地がとても良さそうです。
ノートパソコンと小さな本棚があれば、私の部屋にして良いくらいです。

今までの不安はなんだったんでしょう。
夫婦して、憑き物が落ちたような顔になってました。

安心して、暫くしてから嬉しさがわき上がってきました。

よし、次は引越準備だ!

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2009年8月30日 (日)

イナズマン

から変わるものといったらイナズマンでしょう。

建物周りのシートが外れました。

なんて悠長な事が言えないほど、この1週間で話が進んでます。
大工仕事が「進んでんだか、進んでいないんだか」だったのに対して、その大工仕事終盤から現在まで、およそ目の離せない展開でした。

・クロス貼り
・キッチン、トイレ
・照明、スイッチ
・外側のシャッター・窓の格子
・基礎の化粧モルタル

こういったものが、ほんの数日の間にできました。
見る見る、お家っぽくなっていきます。

施工会社である百年住宅株式会社からは、毎週末に次週の工事内容を教えてくれるメールが届きます。
そのメールなのですが、先日、ついに「来週は清掃です。以後は直接ご連絡します。」という最終号が届きました。
カーナビでいうところの「目的地付近です。ナビを終了します。」です。

もう完成間近です。

イソイソと会社帰りに見に行った日々も、もうすぐおしまい。
7年ほどお世話になったアパートとも、もうすぐお別れです。

変化を好まないネコ型人間としては、不安なような、寂しいような。
そんな気分もあります。

さて、気をとりなおして、最新の我が家。

Gai1 Gai3

「北玄関」で、北側の窓が少ないため、訪問者にとってはかなり「素っ気ない」正面となっています。
この北側の屋上に花冠をかぶせたいな~とは思ってます。
電飾が灯ったら、それはクリスマスか、ビアガーデンオープン時と言うことで。

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南側はこんな感じ。
素っ気ない表向きとは逆に、開口部が多い裏側。
ポツンな立地に、内向的な間取り。
・・・家づくりって、モロに性格が出ますね・・・

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外壁塗装はこんな感じ。
左側が我が家、右側は別の完成見学会で見た百年住宅の塗装です。
上手く写ってませんが、我が家はツブツブ、別事例はツヤツヤです。
ツヤツヤ版が特殊らしいですが、こんな指定もできるんですね。
ツブツブで石模様が消えるかな?とも思っていたのですが、そのツブツブで陰影というか表情ができて、結構気に入ってます。
ツブツブが標準だと思いますので、ツヤツヤにしたい方は打ち合わせ時に伝えるのが良いかと思います。

中に入りますと・・・
「収納取りすぎたかな・・・」
居室が狭く感じます。
誰もが通る道なのでしょう、きっと。
家具が全く入ってないほうが、狭く感じるのでしょう、きっと。
住み始めたら、十分な広さなんでしょう、きっと。
鼻も高くなってるはずよ、きっと、きっと、きっと。

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収納の一つ、ウォークインクローゼット。
2階の居室を狭くした最大の要因です。
結婚時に購入した「たんす」を活かしつつ、そしてその「たんす」を寝室に置かないために、別に衣装部屋を儲けました。
正面にタンスが入り、両脇はハンガー掛けです。
さらにハンガー掛けの上にも棚を作ってもらうことにしました。

さて、来週の予定は・・・
建物は施主による検査、それと外構の施工です。
最後の仕上げ、マラソンで言うともうスタジアムの中です。

そうだ、引き渡しに向けて銀行とも連絡とらなきゃ・・・

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2009年8月23日 (日)

屋上の仲間にするかどうか

お盆期間中、緑に囲まれて仕事をしていました。

そのときの記事その1その2その3

で、また別の日のお話。
仕事中に、フワっと花の香りがしました。

見ると、白い花を咲かせた木が。
「この実は・・・多分クチナシか。クチナシの花って香りするんや」

庭や屋上に、香りを発する植物を集めたいな・・・という野望があり、夏ならイランイラン、イエライシャンなんかが良いな~、と思っていました。

クチナシなら藤枝名物の染飯やキントン、草木染めにも使えるし・・・

もっと良く見ようと花に顔を近づけてみたところ・・・

!!!!!!!!!!!!!!!!!!(注:イモムシのアップ画像)

ビックリしました。

それまで気づかなかったのが信じられないほど巨大なイモムシ。
しかも1匹どころではなく、そこここの枝の先にいます。

よく見れば足下は黒い粒々(糞)だらけ。
気付よ俺! って感じでした。

調べたところ、オオスカシバ(注 写真いっぱいのサイト)という蛾の幼虫とのこと。
そういえばハチドリみたいな虫が周囲を飛んでましたっけ。

イモムシ、それも巨大、それもいっぱい。

クチナシの木自体は旺盛な成長で、イモムシにも負けていない雰囲気ですが、それでもちょっと腰が引けますね。
成虫の方は、まあ、蛾としてはプリティな部類に入ると思うのですが・・・

もうちょっと考えてみます。

最後に、写真を二つ。

Caterpillar2_3
卵の写真(逆光で、ただの光ってる粒にしか見えませんが)

幼虫の写真(注:イモムシの超アップ画像)

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お家の近況

●外回り
塗装が完了?しました。
足場が外される日も近そうです。
白く見えますが、若干灰色ちゅうかベージュが入ってます。
お城っぽくなると良いな~(○○○っぽく見えないと良いな~)と思ってます。

Outside1 Outside2

●内部
ボードがほぼ貼り終わりました。キッチンの壁なんかもできてました。
次はクロスです。

Inside1 Inside3

Inside2_2 屋上から下る階段

●家具
リビングは無垢床に座布団生活を考えてまして、そのための座卓を探していたのですが、これは大きめな炬燵テーブルにしました。
オーダー家具はまたの機会に。
あと、テレビ台やパソコン台、ちょっとした収納なんかは、無印良品にひととおりイメージに合うものがあったので、それで揃える予定です。

引き渡し予定から考えると、もう仕上げ段階ですね。
そうそう、外構も内容と金額が固まったので、工事をお願いしないと・・・

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2009年8月10日 (月)

外構をどないするか

土地:とても重要。一度選んだら変えようがない。
構造:とても重要。一度選んだら変えようがない。
間取り:まあ重要。でもアパート住まい長いし、建物に生活を合わせるよ。
内装:違和感のない程度で。
外装:違和感のない程度で。
外構:自分でやるか・・・?
庭(南庭・屋上庭園):自分でやる。

私の意識はこんな感じです。
奥さん意識では「外構」はもう少し上かも(間取りの下とか)。
いずれにしても「贅沢品」という意識を持った上での外構への取り組みです。

■デザイン■
わが家の外構デザインを考えるにあたって、大規模新興住宅地を回りました。
藤枝市の藤枝ビュータウン(光洋台)、南清里、清里の3箇所です。
土地広いな~、安いな~、公園とか充実してるな~等々、目的外で感心することが多かったのですが、外構に関しては「ここは金かかってるな~」とか「ここはDIYか」とかごく一部の例外があったほかは「大同小異だな」というのが正直な感想でした。

逆に、我々が投入できる資金で来訪者に「これはスゴイ」と思ってもらう事は無理、と思いました(必要もありませんが)。
わが家のニーズを満たすだけの外構にしよう、と。

結局、安くて使えそうな部分デザイン・パーツを頭にインプットして帰宅。
奥さんの夢デザインを出発点に、その夢の根幹部分は活かしつつ、できるだけ安く済みそうな方向に調整していく形でデザインを詰めました。

・施工面積は45m2程度のオープン外構
・比較的大きな木と、アジサイなんかが植えられる花壇(レイズドベッド)
・型枠でデザインした土間コンクリート
 (コンクリートの隙間に、黒い石、ピンコロ石、タマリュウ)
・表札とポストを付けた門柱
・自転車の雨よけ(サイクルポート)
・外周2辺にコンクリートブロック+フェンス

この程度です。
なんのかんのと贅沢に属するリクエストも入ってます。

でもって、検討結果(落書き)を持ってメーカーに見積依頼しました。

■どこに依頼するか■
メーカーを通す場合と、外構屋さんと直接やりとりする場合とがあります。
わが家では、メーカーを通じて施工をお願いする予定ですが、当然一長一短があります。

長所
・業者探し、打合せ、価格交渉、等の手間と時間が不要。
・地下の配管・配線等によるトラブルが起こりにくいと思われる。
・施工で問題があった場合、「施主→外構業者」よりも「施主→メーカー→外構業者」の方が文句が言いやすい。強く出れそう。
・外構まで完成してからの引渡になる。完成品での新生活が可能。

短所
・金額が高くなる可能性が高い(逆もあるそうですが・・・)。
・引渡(引っ越し)が当初予定より遅くなる可能性がある。
・評判の良い業者さんだと、安くセンス良く作ってもらえる可能性が高い。

より長所の方を重視した感じです。

■いくらかけるか■
いろいろネット情報を見ると、外構にかける費用は「その家の自動車の新車価格」程度らしいです。

・施主側の価値観として、車にかけるお金くらいを、外構にもかける
 (高い車をポンと買うような人は外構にもお金を出す。逆もあり)
・新車と同じくらいのお金をかけると、建物や車とバランスのとれた外構になる
 (逆もあり。高い車に安い外構だとバランスが悪い)

意味合いとしては上の2種類があるみたいですが、一つの目安ではあります。

さて、わが家の車、普通車としては最安に近い車(デミオ 前バージョン)です。
現状における見積金額とデミオの新車定価・・・
面白いもので、確かに同程度ですかね。

ハウスメーカー経由と言っても適正な価格なのではないでしょうか。

それでも当初予算(土間コン+フェンスのみ)からすると倍近い金額になっちゃいました。
お願いする基本方針に変わりは無いのですが、精神的な言い訳も欲しいので(ほら、百年住宅さんもこんだけ頑張ってくれてるし・・・的な)、現在値引き交渉中です。

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百年住宅の工場見学 後編

前編より続き

工場見学第2部は、実験棟。
出荷するコンクリート製品の検査などを行っている建物です。

Plant31_2

テレビでもたまに見る圧縮強度の試験機。
ようは万力なのですが、すごく年期の入った機械でした。

パネル作成に使ったコンクリートからサンプルを取り、パネルと同じ条件で固まらせて圧縮強度を検査、製品の品質確認をします。
その検査で必要な強度が出なかった場合、同じ原料で作ったパネルを全て廃棄するそうです。もっとも、そのようなコンクリートは流し込む際に「これは変だろ」と気づくらしいですが。
検査は、パネル製造の次の日、2週間後、4週間後(念のための確認)の3回実施。
淡々と説明されてましたが、大変な話です。

実際の試験を見せてもらいましたが、設計強度よりも十分に強い値が出てました。
強い方に余裕がある、というのはお得感があります。

Plant32

もう一つの実験。
スランプ試験という奴で、コンクリートを筒に詰めて、その筒を外した際に、自重でどこまで沈むかを見るものです。
公共工事で、使ったコンクリートの品質証明に使われたりします。
水分が多くて柔らかいほど沈みが大きく、水分が少ないとほとんど沈みません。
NWPCパネルを作るのに使うコンクリートが、いかに水分量の少ないものか、というのを説明してくれました。

Plant33 基礎なんかで使われるコンクリート

Plant34
沈み込みは18cm程度。このくらいでないと現場では基礎の型枠に行き渡らないらしい。

Plant35 NWPCパネルに使われるコンクリート

Plant36 モサモサで固い。スランプ試験で3cm程しか沈まない。

ちなみに、コンクリートというのは、コンクリートの材料の一つであるセメントが、水と化学反応することで固まります。

一定量のセメントに対して、反応に必要な水の量は決まってます。
つまり必要な量の水だけを使ったコンクリートが、質的にはベストと言えます。

必要以上の水があると、コンクリートが固まった後で、空洞や亀裂なり、コンクリートの強度を落としたり、寿命を短くする原因になるそうです。
さらに水をいっぱい入れるとシャブコンと言われるものになります。

一方で、水分の少ないコンクリートは、固まる前から固く、モサモサしてます。
このままだと、現場で基礎を作るような場合、基礎の型枠の隅々、鉄筋のすき間までコンクリートを行き渡らせるのが困難になります。

まとめると、使う用途に合わせて、強度と作業性から決まってくるベストな水分量でコンクリートを配合する、というのが重要なわけです。

参考リンク
コンクリートが固まるしくみ
スランプ試験(wikipedia)

これらの実験棟での見学では、コンクリートのプロがしっかり作ってるな、という感想を持ちました。
自分の家がプロの技術者によって支えられている、という安心感は十分に得られました。

なんか途中から「地上の星」が頭の中に流れてました。
ここ数十年の技術の結晶というと褒めすぎでしょうか。

百年住宅の工場見学会、今回が初めてで、今後年に2~3回程度行う方向で検討中らしいです。
メーカー検討中の方はもちろん、契約後、建築中、引渡後でも行ってみる価値があると思いますよ。
多分、住んでからの安心感が違って来ます。

追記1

模様付きのパネルの型枠。

Plant42_2 型枠+パネル(小窓付き)

Plant43_3 パネル取り出し後

上から抑えつけて、パネルの凹みとか、ボルトを通す部分とかを作るんですね。

Plant41
上が通常のパネルの型枠(パネル取り出し後)、下が模様付きパネル(パネル取り出し前)です。
通常と模様付きでは、作るときの上下が逆なのです。

追記2
工場で、静岡レスコハウスの社長さん&専務さんと話をすることができました。
お二方とも当ブログの存在はご存じで、「この自然石風の模様は、このままで良いのでは?」という私の感想(ブログ記事)について「私もそう思っているんですよ(社長)」とのこと。
パネルや目地の色が一定ではないことから、透明塗装仕上げはまだ実装できていないそうですが、そうする気は満々の様です。
話の節々から「社長さん、とことん自分ところの製品が大好きなんだな」というのが伝わってきました。
「基礎も工場で」なんて研究も行われているらしいです。
今回、私はメジャーなモデルチェンジに立ち会う事ができたわけですが、これからもどんどん改良されていくわけで、より改良された家に住む方々が、少々羨ましくも思います。

もう建て替えるつもりは無いもんな~

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