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2010年3月 6日 (土)

南アルプスとバーベキュー

静岡県では普通の風景

「河原でバーベキュー」。

暖かくなったらバーベキュー、
桜が咲いたら(後略)、
暑くなったら、
花火の日は、
過ごしやすくなったら、
冬でも暖かければ、
雨が降ったら橋の下で、

他県と比べて「河原でバーベキュー」に対する距離感が無いと思うんですよ。
静岡の人は。

スーパーもちづき」で鉄板を無料貸出ししてますが、これも利用者が多いゆえに成り立つ特殊な事例だと思います(根拠なし)。

もう少し根拠のある話をしますと、バーベキューの舞台としては、天竜川、大井川、瀬戸川・朝比奈川、安倍川・藁科川・中河内川、興津川、富士川あたりがメジャーだと思うのですが、まずこれらの川自体が特殊。

「河原が砂利だらけ」というのを当たり前だと思っていませんか?
「川の所々に砂利の場所」ではなく「砂利の中を川が流れている」。
河口まで砂利だらけの川って、実は相当珍しいのです。

首都高から見る東京の川、、飛行機から見下ろす愛知の川なんかを思い出してください。
全国的には、砂利は上・中流の川岸にある程度で、河口なら端から端まで水というのが普通。
近場だと太田川、巴川、沼川、狩野川なんかが多数派の川の姿なのです。

・南アルプス周辺を水源とする
・南アルプス周辺の地質が岩石系(レキ質)
・南アルプスが、今現在も1年で3cmほど隆起している(変形している)
・地質と変形のせいで、南アルプス周辺で大量の岩石が崩れ落ちる(例 大谷崩)
・それらの岩石が川に流れ込む
・水源から河口までの高低差が大きく、また距離が短いので、北から南にズドンと一気に駆け下りてくる
・水源で供給された岩石が、勢いよく下流まで流されてくる
・河口まで砂利だらけ
・水は砂利の間を細々、グネグネと流れる。ヘタすると砂利の下を流れる

明確な定義は知らないのですが、こういった共通の特徴を持つ川を「東海型河川」と言うそうです。
要するに、静岡県の川は、水源の南アルプスと相まって、ものすごく特殊な川なのです。

そんな川に支えられている静岡の河原バーベキュー文化。

ケンミンショーに出すには・・・ちょっと驚き要素が足りないかな・・・?

元ネタ
「南アルプス概論」(けっこう大きいPDF)

エクスキューズ
・北アルプスを水源とする新潟も同じような川がある
・瀬戸川は、水源からの砂利の供給はたっぷりあるようですが、勢いが無いせいか平野部が広いせいか、河口まで砂利だらけってわけにはいかないみたいです
・興津川は逆かな。水源から海が近すぎて、砂利というより岩石そのままっぽい
・菊川・太田川、ここは牧之原方面からの土の供給が多いのかな。詳しく調べれば分かると思うのですが・・・
・県内河川でも狩野川は例外中の例外、てか静岡県において伊豆半島が例外
・今回用語はムチャクチャですが、「礫」「砂」「シルト」「粘土」には明確な定義があります。具体的にはこちら

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