先週末、私は南の島に行っておりました。
そこでの収穫の一部です。
手前左:オキナワスズメウリ(の種 以下略)
手前右:月桃
奥:マニラヤシ
このうち、オキナワスズメウリとは、カラスウリの小さい奴(だからスズメウリ)で、赤地に白の縞模様がなかなか可愛いものです。
2005年10月に高知で初めて見てから、頭の片隅にあった植物です。
実の写真
そのときのブログ記事
そして月桃。
初対面は2007年6月。
これもとある南の島での話なのですが、サルトリイバラ(サツマサンキライ)と月桃(サネン、サンニン)で挟んだお餅を食べた時から、頭の片隅にあったのです。
こんな花が咲きます
左が月桃、右がサルトリイバラ
その呼び名等(地方により異なります)
関連するブログ記事
頭の片隅にありさえすれば、いつかはかならず手に入る、といった所でしょうか。
ちなみに月桃、葉は柏餅の柏のように使われるほか、乾かして刻んだものはお茶にします(サンニン茶 買うと高いっす)。
葉のエキスは化粧水として使われ、切った植物を玄関に置いておくとゴキブリ除けになるとか。
使いでのある植物です。
この種から、是非とも根付かせたいと思ってます。
マニラヤシは、路地販売で1個30円だったので買ってみただけ。
買ったはいいものの、やたら大きくなります。さあ、どないしましょう。
そして今回一番の収穫がこちら。
ヒハツモドキと言います。
南の島では普通に見られる植物なのですが、増やしにくさと需要の少なさによって、苗が出回っていないのです。
今回手に入れられたのは、執念と幸運のたまものといえます。
コショウ科の植物で、未熟な実を蒸して乾燥させ、粉にしたものを香辛料として使うのが一番ポピュラーです。
香りはシナモンやクローブのような甘さがあり、味はピリリと辛いです。
ちなみに熟した実を一粒噛んだところ、ヒィーハァー級の辛さでした。
実はこんなの
沖縄、特に八重山諸島で好んで使われていまして、この苗を譲ってくださった方によると、これが故郷の味なのだそうです。
漫画「ザ シェフ」の第一話のモデル?とか思ったりしました。
ちなみに、この植物・香辛料の呼び方は様々でして、島胡椒、ヒハツ、ピパーツ、ピパーチ、ヒハーチ、フィファチ、ピパージィ、ピパズ・・・要はペッパーです。pepper。
使い方
若い実を、蒸して乾かして粉に。
若い実を、すり下ろして焼肉・ステーキの薬味に。
葉を天ぷらに。
葉を刻んで炊き込みご飯やチャーハンに。
これも是非、定着させて、使っていきたいところです。
さて、話は変わりまして、島胡椒、島唐辛子、レモングラス、月桃と、外での越冬が難しそうな植物が増えてきました。
庭なり屋上に温室を作らないといけないかな・・・なんて事も考えてます。
余談
プラントハンターとは
注意:南の島から持ち込めない植物があります。
植物検疫について(ヒハツモドキは対象外なのでOK、のはず)
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