頭にローンスパイクを
ちょっと疲れました。
平日・休日ともに、日々の生活をどうにかこうにか回すので精一杯で、ちょっと煮えて、伸びきって、固まっています。
そんな固まった頭が欲するままに、今週末は刺激を求めました。
BGM用に、平沢進の「白虎野」というCDを購入。
これをヘッドホンで聞きながら、漫画「進撃の巨人」と「凹村戦争」を読みました。
ちょっとマイナーな音楽を聴きながら、SFをはじめとするちょっとマイナーな本を読む。
20年前の私の生活はそんな感じでした。
そんな20年前のライフスタイルで、生活で固まったアラフォーの頭にローンスパイクで空気穴を開け、20年前の頭(精神?思考?)に巻き戻してみました。
その結果、暫く使ってなかった脳が刺激されて、多少気持ちよくなったのですが、同時に若かった頃特有の不安感に襲われて眠れなくなり、この時間にブログなんぞ書いてます。
明日の仕事を考えたら、一刻も早く寝ないといけないんですけどね。
使ったネタは、いずれも「いまさら感」あふれるものではありますが、一応紹介など。
平沢進
私も含めて、良く知らない人に紹介するのに一番確実でかつ不適切な言い方をすると、プロレスラー長州力の入場曲「パワーホール」を作曲した人。
元P-MODELの人で、30年以上、最前線で尖った音楽を作っている人。
ここ数日のニュースサイト系を巡っているうちに、下の動画に辿りつきまして、一気に気に入り、CDを購入しました。
注:動画の「白虎野の娘」と、CD「白虎野」に含まれている同名曲は、ほとんど一緒ですが、ちょっとアレンジが違います。
「どうも耳に残るな」といった方は、この曲のmp3が、平沢進公式サイトで無料ダウンロードできますので、さらに聞き込んでみてください。
深夜のドライブなんかには、非常にマッチすると思います。
漫画「進撃の巨人」
これも、ここ数ヶ月のニュースサイトで話題になった漫画。
あらすじ
100年前に突如現れた巨人達によって、人類はそのほとんどが食べられた。
残った人類は、高さ50mの壁の中に都市を造って、そこで生活を始めた。
100年間は平和だったが、ある日50mの壁よりも高い巨人が現れ、壁を破壊。
人間を捕食する巨人が都市に入ってきた。
逃げまどう市民と、立ち向かう警備兵。さあどうなる?
って始まりです。
ストーリー展開はかなり激しく、現在2巻まで発行されてますが、先が早く知りたくて仕方有りません。
先に紹介したBGMが疾走感あふれるもので、展開の早いこの漫画と結構合っていたと思います。
講談社の紹介サイトで、無料登録すると第一話が読めるらしいです。
関係無いけど、川を渡ったところにあった本屋「フライデー」で最後に買った本がこれになりますかね。深夜まで営業してて便利だったのですが、31日で閉店とか。残念。
漫画「凹村戦争」
SFで有名なハヤカワ文庫で刊行されてます。
作者はベトナム戦争漫画「ディエンビエンフー」も書いてる西島大介。
ストーリーとしては極めてボリュームが少なく「閉ざされた村の外側で、火星人侵略により地球人が壊滅してるかもしれないけど、まあ大した問題じゃないかもよ」って感じ。
まあ、それに伴って村内で交わされる会話やなんやが、まあダラダラと、そんな感じのSF?漫画です。
好き嫌いで言うとニュートラルですが、なんか「生きていくのも、まあ ええんとちゃう?」くらいのポジティブな読後感があります。
このメモが、誰かにとって、何かの刺激になれば幸いです。
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コメント
ひさしぶり。
動画引用元、今監督は亡くなったな・・・。
自分が40に近くなるにつけこういう情報に
段々切迫感が出てくるな。
投稿: 宇野 | 2010年8月30日 (月) 10:20
お久しゅう。
今敏氏の事は、お亡くなりになって初めて知ったのです。
ネット界隈の衝撃の受けっぷりに驚いて、いろいろリンクをクリックして動画に辿りついた次第。
正直なところ「死」というものが近づいてきているという感覚は、まだ無いです。
昨晩眠れなかったのも「生きてるって何?今の俺はどういった状態?誰か俺を見てる?」って、若い頃によく襲われた感覚でした。
「生きているらしいってことは受け入れないとしょうがないじゃん」みたいな消化がまだ完全では無かったようで、本当に久しぶりの感覚でした。
主体的に、自分中心に生きていない証拠という考え方もできますか。うん。
投稿: ドロンコ | 2010年8月30日 (月) 22:09